『あなたはそのままでいい』
あなたはただそのままであればいい
何をどうということもなく
生まれ持ったそのままで
生きてきたそのままで
ただあなたであればいい
うまくいかないこともある
人より器用にできないことだって
皆が知っていることも
自分は知らないこともある
それでもあなたはそれでいい
ただあなたであればいい
そのままで生きるだけ
何をどうということもなく
何かが欠けているでもなく
何かを持ち過ぎているでもない
あなたはただ
今のあなたでいいのです
なせならば
あなたには一つその胸に
生まれ持った輝きがあり
それだけがただあなたの財産
それを持つあなただから
そのままのあなたでいいのです
何が欠けているでもない
何を取って付けたのでもない
あなたとしてそうあるだけで
あなたはいつもその胸に
星の輝きにも勝る
美しい至宝を持つものとして
それを使うものとして
自由に生きるものとして
そこにそうしてあるのだから
何も責めることもなく
ただ朗らかにその頬を色づかせ
赤子のような自由な世界を楽しんで
あなたはいればいいのです
あなたがある限り
あなたと共にその至宝も輝いている
その持ち主はあなただけ
あなた独自の光り輝く財産を
笑顔と共に手のひらに
心を添えて差し出せば
あなたはあなたの輝きを
宇宙の果てまで印象付けて
愛の流れが起きるでしょう
どんなあなたですら
悩み傷つくことなどありません
あなたの胸には大きな大きな
誰とも違う宝石が
いつだってほら
眠っているのです
それを思い出してごらんなさい
あなたはそのままでいいのです
人を傷つけることもあれば
人に傷つけられることもある
悲しみの淵に立ち
途方に暮れることもある
過ちを持たぬ人などいない
誰もが苦悩を乗り越えて
それを伝えることもなく
胸の扉の内に隠し持っているのです
あなたはそれを持ちながら
実は眩い宝を持っている
あなたがそれを差し出せば
自ずと知らされる価値がある
あなたはほら
そのままでいいのです
何を変えるということもない
ただ胸の至宝を見せるだけ
優しく両手に乗せながら
そっと心を寄せるだけ
背けた頬を真っすぐに
素直な気持ちで見せてごらんなさい
あなたは何も変わることなどなく
ただあるものを使うだけ
ただ流れるものを流れるままに
あなたらしくそのままで
肩の力を抜いたなら
そっとその手を差し出して
言葉に勇気を添えるだけ
足りないものなどありません
あなたが見つけていないだけ
あなたが気づいていないだけ
外を探しても見つからぬ
至宝はその胸の中
何かを変えるわけでもない
心の臓が動く限り
あなたはその宝を
使い続けることができるのです
勇気を出してごらんなさい
あなたの宝を一掴み
分け与えてごらんなさい
そこに笑顔が見えるでしょう
それがあなたに届くでしょう
私たちは皆あるがまま
そうして生きていくのです
あなたのものを分け与え
周りを宝で照らすのです
地上を光らせ照らすのです
その勇気さえ出せたなら
あなたはそのままでよいのです
その宝とは愛
あなたの優しい心
生命すべてが同じように分かち合える
幸せという感情
あなたが宝を配り歩いて
人々に微笑みを作る時
そこに天の光が差すでしょう
どんな過去を過ごしてきても
どんな罪を犯していても
あなたの中に財宝は眠る
今のあなたのそのままで
今までのあなたのそのままで
何をどうと変えることもなく
宝を見せてごらんなさい
そこに光が差すでしょう
そこから世界が動くでしょう
あなたがそれを使うために
何の資格もいりません
あなたは全部持っている
生まれた時からそのままに
今日までのあなたのそのままに
今すぐ使えるその力
何の努力もいりません
ただ
温かい心を見せましょう
それがあなたの最も強い力です
何を変えることもない
今のあなたでそれでいいのだから
聖人になるのではない
あなたのままでそのままで
あなたの愛を使うのです
これまでのことなど
これからのあなたに
何の意味があるのです
変えられるのは今日
今からなのです
あなたの胸を輝かせ
周りを照らす灯火を
今そこから使いましょう
変わろうと頑張るのではなく
ただそのままのあなたでいるのなら
自然と愛が出てくるのです
なぜならあなたは愛だから
ずっとずっと遥か彼方
あなたが気づくずっとずっと昔から
あなたはただ愛だったのだから
そのままでいいとわかるでしょう
愛であるあなた
肩の力を抜いて
気楽になってごらんなさい
何かを変えようとしては
力が入っているんです
あなたはただそのままで
愛というものを胸から出してごらんなさい
自然と笑顔になるでしょう
他に何も不足などない
それがあなたという人なのです
どこにも不足などない
この星に生まれ落ちたその日から
愛だけを持って生きている
それがあなたという人です
怒ったり泣いたり揺らいだり
人を悪く思うこともあれば愚痴も言う
それがあなたでしょう
誰かを憎んだり
人の幸せを望まぬこともあるかも知れぬ
それだってあなたでしょう
それが何だと言うのです？
あなたはいつでも愛を持ち
愛を始めることができる
ただそのままで今すぐに
愛という選択を
するだけのことではないですか
どんな自分に出会っても
忘れてはなりません
あなたを生かしているその鼓動は
一脈ごとに流している
全身に愛を
それであなたは生きているのです
あなたは愛の滋養で生きている
それを使うために
愛を全身に漲らせている
それ以上何を求めるのです？
何があればあなたは満足するのです？
ただそのまま
あなたのままでいいんです
ほら
そこに愛があるでしょう
一脈ごとに
あなたを満たしているでしょう
何をどうということもなく
ただじっと目を閉じて感じてごらんなさい
そして心で唱えてみるのです
『私はこのままでいい
ただ愛を使おう』
あなたはずっとこれからも
ただそのままでいいのです
ただそうやってずっと前から
愛というあなたのそのままで
変わろうとするのではなく
ただあなたであるだけ
そのままの愛としての
あなたはそのままでいい
ただ愛を使うだけ
【銀竹 弥勒の言葉⑬ - 心臓から出た言葉たち】 https://gkinui.hatenablog.jp/entry/2024/04/26/100000
