依存症で悩まれている方は多いですよね。
辛いことや悩むことも多い人生ですから、どこかで何かにすがり、抜け出せなくなることもありますよね。
今回は、過食をやめられず苦しんでいる女性へ、言葉を送ります。
あなたの心が本当に喜ぶ人生を送るために、少しでもお役に立てますように。
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嫌な仕事、嫌な上司、嫌な同僚…。
会社はストレスだらけ。
やっとの思いで仕事を片付けて、家に帰ってきて思うのは、「はあ、疲れた」「もう何もしたくない」「なんかいいことないかなあ」「楽して幸せになりたいなあ」。
こんなことを考えながら、私はお菓子を食べ続けている。
じっとしていると、色んなことを考えてしまう。
会社であった嫌なこと、ネガティブな思いや愚痴、イライラ……。
それから逃げるように、ごまかすように、私は食べ続けている。
食べているときは、少し忘れられる気がする。この世の嫌なこと。
幸せになりたい。でも、満たされない。
食べてないと落ち着かない。心が休まらない。
冷蔵庫や押入れを探して、目に入ったものを食べてしまう。お腹がいっぱいでも。
食べたあとは、少し苦い気持ちにもなる。
いっぱい食べて満たされたようで、でも、ゴミを片付けていると「またやった」という気持ちもあって、苦しい。
なぜ苦しいんだろう。なんで満たされないんだろう。
私は普通に幸せになりたい。
普通に生きて普通に幸せになりたいのに、それができなくて苦しい。
インスタを見ると、美味しそうなものや、綺麗な景色ばかり出てきて、「いいなあ」って、私も行きたいって、また欲が出る。
食べたいとか行きたいとか、私はそういうことばかり。
分かってるんだけど、やめられない。
食べることをやめられない。我慢は苦しい。
誰か助けてほしい。
このままではいけない。それだけは分かってる。
どうやったら幸せになれる?
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とても苦しいですよね。
心が満たされず、幸せを感じられなくて。どうしていいかわからないですよね。
食べても食べても、満足感は一時的なもので、罪悪感が出てしまったり、このままではいけないと苦しく感じたりしてしまわれますよね。
過食は、心だけでなく体にも不調が出てきてしまうかもしれないから、何とかしたいですよね。
そして何より、あなたに幸せになっていただきたい。
どうやったら幸せになれるかとお聞きになられましたよね。
それは、自分を無理に変えたり、食べることを無理に我慢したりすることではないのだと思います。
心をよく感じて、心が本当に喜ぶ行動というのを積み重ねていくことが大切だと思うのです。
そうすると心はだんだんと満たされて、幸せを感じます。いつの間にか苦しさから抜け出て、必ず、「私は幸せだ」と実感できる日がやってきます。
きっと大丈夫。
無理をしなくても、いいんですよ。
自分は駄目だと苦しく沈んでしまわれるのではなくて、一歩ずつ、心の喜ぶステップを積み重ねていきましょうね。気づいたら、苦しさはどこかに飛んでいっていますからね。
一緒に、幸せになっていきましょう。
これから、幸せになるための2つのポイントとなることをお話したいと思います。
まず1つ目は、「心の状態をよく感じてみよう」ということです。
普段、自分の心をじっと観察するように見つめてみることは、なかなかないのではないかと思います。
あなたの心がいま、雲ひとつない青空のように、軽やかで爽やかな状態であったらいいのですが、残念だけれど、そうではありませんよね。
会社に行くのが嫌で、帰宅してからは過食することによる罪悪感も感じてしまって、自分のことも、周りの人のことも好きだと思えなくて、認められなくて、苦しい状態ではないかと想像しています。
重たく苦しい気持ち、嫌で仕方ない気持ちは、放置しているとますます苦しくなったり、負の出来事が続いてしまったりします。
なぜか、嫌なことが続くことってありますよね。仕事のトラブルが続いたり、失敗やミスを繰り返して怒られたり。
そうすると投げやりな気持ちになったり、もう駄目だと落ち込んだりしてしまいがちなのですが、大切なのは、そこで「そっか、私の心は今苦しんでるんだね」と感じてみることです。
投げやりにもならず、かといって自分を責めたり無理をしたりもせず。
自分が感情に振り回されて、極端なことをしてしまわないように、一歩引いて「じっと感情を見つめてみる」という行為が大切なんです。
時には、苦しみの大きさに引きずられて、沼に入ってしまうようにズブズブと苦しく感じてしまうこともあると思います。
私も、よくやってしまうんです。
そうなると感情を冷静に見つめることができなくなってしまうので、意識したいのが、友達や他人になったかのように自分の感情を見つめてみるということです。
他人のように、「そっか、○○なんだね」「苦しいよね」「辛く感じているんだね」と言ってあげましょう。
自分らしい言葉で声をかけるようにすると、やりやすいのではないかなと思います。心のなかでもいいし、声に出してもいいです。
体重計に乗って日々体重の増減をチェックするように、自分の心の重さや軽さもよく見てあげて、心の状態を感じていただきたいのです。
そして、「あ〜今私はこんな風に思ってるんだね」と客観的に見つめること。
それをすると、少し冷静な自分が戻ってきて、それだけで少し心が軽くなったりしますからね。
そして、例えば誰かに怒って当たり散らしたりだとか、寂しくて何かに依存したりだとか、後から後悔してしまうような極端な行動を取ることも減っていくのではないかと思います。
次に、2つ目の幸せになるためのポイントです。
心の状態が分かったら、心に問いかけてみましょう。
「私はどうしたいのか?何を求めてるのか?これから何をする?」と。
1つ目のポイントを実行して、あなたは苦しい心の状態を見つめることができました。
次にしてあげるべきことは、そのような苦しい状態から抜け出すために、心が喜ぶ行動をするということです。
または、苦しみを生むような行動を、勇気を出してやめるということです。
自分の心を救ってあげられるのは自分だけです。
あなたの心を一番理解できるのはあなたなんです。
心が何を求めているか?最初は分かりづらく感じますよね。
漠然と「楽になりたい」とか「幸せになりたい」とは思っていても、具体的に何をしたらいいか分からないですよね。
そのヒントは、やっぱり心のなかにあるんです。
心に感じていること、引っかかっていること、モヤモヤしていること……
心によく聞いて、問いかけて、解決したり実行したりしていきましょう。
例えば、仕事から帰って、あなたの心の声はこう言っていましたよね。
「はあ、疲れた」「もう何もしたくない」「なんかいいことないかなあ」「楽して幸せになりたいなあ」。
疲れて何もしたくない。
何か楽しいことをしたい。
無理をせず楽に幸せになりたい。
こう、心は訴えているのですよね。
これを、あなたの行動で叶えてあげましょう。
これ以上疲れないように、ゆっくり休んで、サボれる家事はサボりましょう。
そして、時々有給休暇を取って好きなことをしたり、職場では仕事を引き受けすぎて倒れることのないようにして、勇気を出して周りに相談して調整したりしましょう。
これは一例なのですが、こんな風に、体と心の状態を、何も負担のかからない穏やかな状態になるように工夫するのは、自分への大切な愛なんですね。
それは、幸せになるためのとても大事な一歩です。
それができて心が穏やかな状態になってきたとき、きっと、「何か楽しいことないかなあ」と願う楽しいことは、自分のなかから湧いてくると思います。
どこか行きたい場所が閃いたり、久しぶりにスポーツがしたいなあと思ったり、あの人に会いたいなあと思ったり……。
自分の心に余裕がなく、落ち着きのない状態だと、なかなかそういったワクワクするような閃きは降ってこないんですね。
だから、大切なことは、自分の心をよく見つめ、心の望みを叶えてあげること。
心が平和で、青空のように軽やかな状態にしてあげられるといいですね。
ぜひ、ご自身のことを一番に大切にしてください。無理をしないでくださいね。
そして、心が喜んで嬉しくなるような行動をご自身に与えてあげてくださいね。
心が喜んでいるかどうか?
その答えも、やっぱり心の感覚にあるんですよ。
うきうき、ワクワク、楽しい気持ち、胸が高鳴る感じ、スッキリ爽やかな感じ、心がぽかぽかとする気持ち。
そのような気持ちを楽しみながら、喜びながら、自分を愛し、自分の望みを行動で叶えてあげてくださいね。
きっと、大丈夫です。
苦しみを、勇気を出してご自身の手で取り除いて、幸せへの一歩を踏み出しましょう。
心を何よりも大切に見つめながら、頑張ってくださいね。
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いかがでしたでしょうか。
幸せになりたいと思うとき、見つめるべきなのは、外の世界やSNSではなくて、自分自身の心のなかなのだと思います。
心のなかが爽やかで軽やかで、穏やかな喜びで満たされていることが、私たちの本当の幸せなんですね。
特別なことをしなくても、無理をしなくても、私たちは幸せを感じられるのです。
朝、起きて、窓を開けて新鮮な空気を胸いっぱいに吸って、「気持ちいい〜」と心いっぱいに喜びを感じてみましょう。
あなたの心が喜ぶことは、案外身近にあるものです。
背伸びせず、無理もせず、心の感覚をヒントに幸せを掴んでいきましょう。
あなたなら、きっと大丈夫ですからね。